――ありもしない指輪を見つめて、綺麗と囁いた、君の涙。
 日を追うごと、時を経るごと、あの時の涙が僕の胸をしめつける。
 会いたい。ただひたすら君に会いたい。
 あの細くて折れそうな指にいつか、本物の指輪をはめてあげたい。
 あの儚げな笑顔を、本物の幸せで満たしてあげたい。
 ただ不器用な者同士、肩を寄せ合って暮らしていけたなら、 
 君の顔を見て、君の声を聞いて、暮らしていけたなら。
 ――それが僕の心からの願いなんだ。
 
ついに続も見てきました、みんなと一緒に泣けました。やっぱり素晴らしい映画です。
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